2013年7月22日月曜日

歩いてみればいいね

今日も午後から 街をあるくツアー
昨日は 江戸時代くらいの石巻のはなしで 今日は昭和のはなし
石巻が一番栄えていたころの
飲み屋ががやがやしていた 細い路地がたくさんあり 横丁のなまえも

はなしをしてくれた今村さんだけでなく 参加してくれた地元の人たちが
過去トークでもりあがっている
ほんとうにたのしそうに 脳内に景色を再生させて 話している
その顔をみていると わたしの頭上にも うすぼんやりとだけど 石巻のかつての景色が
今の景色に重なって見えるような気がした

人が語っていかないと いつのまにか消えていく

たくさんの層の上に 成り立っている今を なんとか一望したいなあ
もっと 目をこらさないと

ツアーで立ち寄った ハリストス教会の神父さんのはなしが面白かった
教会には イコン画が飾られていて その 絵の展示方法がおもしろい
絵のまえに ロウソク台が吊られている
神父さんに聞いてみたら 礼拝のときに 火をともすそうだ
 絵の 色やかたち 構図などぜんぶ 意味がある
大切なものに 「灯をあてる」という感覚がある
言葉で説明をするというより 五感で体験をする そういう礼拝なのだって
 芸術の 方法だ!

石巻にきて なんだかそわそわ 目もキョロキョロ 落ち着かなかった
街をあるいて 昔のはなしを聞いたり人と話したりしていたけれど なんだか
絵を描く手がかり というか ここに来てやるべきこと みたいなのがぼんやりしていて
落ち着かなかった
教会で絵を見て なんだかよかったな と思う

夜は 今後のことなど じっくりちゃんとはなしたい!と思って
日和の立石さんと ぶらぶら歩いて 呑みにいった
美味しい居酒屋でほくほく テレビでは選挙の速報みてげんなり
でも もうとにかく一歩一歩ですからね

そこでいろいろおはなしして なんだか やっと地に足がついたような気持ち
帰りに ひとりで川沿い散歩して ひとりでものを考えられるような気がした
静かな北上川 対岸の灯り 灯りをあてる


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