2013年7月29日月曜日

あの絵の水たまり

土曜 日曜は 街あるきツアーでした
せまい石巻の街 だけど 道が入り組んでいて 横道をうろうろすると いつも新鮮
街のひともけっこう参加してくれていて
懐かしいような新しいような 色々なはなしが レイヤーなかんじで展開される

震災のはなしになることは やっぱり多い
けど 2年半たって その経験の上にももういくつもの新しい記憶が重なっていて
大きな物語 のようなかんじになっている
今日はいい天気ですね 景気はどうですか?という会話のようなかんじで
震災のときはどうしてましたか? というようなはなしによくなる
話すことで 風通しがよくなるような 不思議なかんじがある
うーんうまく言えない

先週今週と 街を歩いて 江戸時代のはなしから 昭和 震災前 震災後 今 と
たくさんのひとの たくさんの記憶を 色々聞いた
整理された歴史じゃなくて 途切れ途切れの まちまちの記憶 でも すべてはこの石巻で起こって消えた ひとつの物語なんだなー
イメージ イメージする 

街歩き講師をしてくださってありがとうございました




ようやく夏らしい天気に!

街歩きのあと 今回一緒に参加する 石巻に住んでる彫刻家のちばちゃんの 渡波にあるお家にいってきた 津波でやられて今は住んでないお家 でも ほんとうに海に近かったから ヘドロではなく 海水をかぶっただけだったんだって
今は ちばちゃんのアトリエとして ぼちぼち使っているらしい
家の前に雑草がわさわさしてきたということで 一緒に草刈りをする
鉈でばさばさ草を刈るのはなんかだんだん目の色が変わってくる… たのしい


草を刈って空をみると 石巻にきてはじめての きれいな夕焼け
ずっと雨やら曇りだったから わー となる
松林の防風林が ほんとうに綺麗 護岸工事が始まっている海までいってみた

今回石巻にきて 始めて 綺麗だなあと しみじみ思った
こういう風景に出会えたら 絵が 描きたくなってくる
そして 工事現場をみていたら 水たまりがあって

あ あの絵の風景だ と思った
アトリエコパンで見せてもらった 高校生が描いた油絵
ぼこぼこの地面と 校庭と 校舎と 松の林と 水たまりの絵
夕焼けが水たまりに映っている 綺麗な絵

絵の風景に ほんとうに出会った すごいことだと思った
絵を描いた高校生の きもちが伝わってくるようだった





夜は 街歩き講師もしてくれた四倉さんと ちばちゃんと立石さんと 鰹パーティ
美味い!美味い! 日本酒もあけちゃって けっこう呑みました
そしてこの日は ちばちゃんお誕生日 おめでとう
ということで 鰹パーティのあと 復興バーというところに行って さらに呑んだ
ちばちゃんの家が経営している水産加工会社の食べものを バーでだしていて
それがほんとうに美味しかった シメ鯖や塩辛 

深夜 酔いながら 絵をかくためのさまざまなものが 整った と感じた
さ!

0 件のコメント:

コメントを投稿