2013年8月22日木曜日

一枚の絵みたいに

日和アートセンタに展示する 一番大きい絵を 描いています
夜明けの絵です

焦らず でも着実に 少しずつ進める作業 
自分の中に しーーんとした感覚がある
外がどんなにがやがやしていても しーーーーんと する
 でも まわりの音が消えていくんじゃなくて むしろはっきりと聴こえる

夕方 室内に夕日の影がのびてきて わたしの描いている絵と空間を見事に照らした!
絵の光にあわせるように 光が入った 
ハーモニー

そんなこんな 夜のはじめごろ
れんくんとあさみさんが遊びにきて 絵をみてくれる
れんくんは 小学生だけど なんというか 私の中では スーパー小学生
なんでも自分の意志と目で しっかりものをみるし
それを人に ちゃんと言葉で伝えられる
大人の前でも へんにひねくれず 物怖じせず でも心底素直な話し方してくれる

そのれんくんと 日和でふたりきりになる瞬間があって すこししゃべった
なんで太鼓たたくのが好きになったのか 中学にいったらなんの部活に入りたいか
油絵はたのしいよってこと
絵がこのあいだより できてきたねってはなし

なんでもない会話だったけど なんでしょう 心がすっと 凪いだ
そのあと れんくんは外にでて あさみさんや お隣さんたちと話している
私はだれもいない日和アートセンターで 石巻の人でもなく 仕事で転勤しているのでもなく もうすぐいなくなる人として 1人で絵を描いている

外からのたのしそうなみんなの話し声と もう鳴いてる秋の虫の声と 薄暗くなってきた外の気配とか夕食の気配
で 私と私の絵

ぜんぜんうまく言えないけれど 夕方の 室内の光みたいに ぜーーんぶ まるって思った
石巻の人だとか大工だとか絵描きだとか肉屋だとか関係なく
もはや人間かどうかもあんまり関係なく
全部が調和している美しい一枚の絵みたいに 全部が瞬間的に調和していると思えた

からだがビビビビっ となって しーんとしているのに 小躍りしそうな嬉しいかんじ

ふいにくるよね

またすぐ消えるけど

夜は 一ヶ月続いた 無限カレーの(最後らへんは 差し入れの野菜で無限に増やせた)カレーパーティ
ちばちゃんと立石さんに振る舞いました
そのあとの もくもく作業 深夜まで

もうすぐ おわり

説明不要 相当面白いなこれ




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