2013年9月16日月曜日

土湯最終日

土湯最終日前夜

きよ君やつよしくんらが 芋煮会をひらいてくれた
芋煮… じゃがいもがごろごろ煮込まれているのをひたすら食べるのかと思いきや
要するに豚汁でした

具沢山 おいしーーーー

東北のほうでは この 芋煮は 学校でみなでつくったり 行事になってたり 文化なのですね
芋煮が全国区でなかったことに最近気づいた と いう人もいた

きよ君によると 家で食べると豚汁 河原や外で食べるのが芋煮だそうだ

外で食べるの たのしいなー バーベキューもして わいわい
青年部の人たちや 地元の若者なども入り乱れて それを眺めるとなんだか面白い
ぜんぜんタイプの違うひとたちが わいわい やってる
学校のようだ
狭い地域ならではの ある 団結
阿部乳坊くんとそれをみながら なんだかおもしろいね と話した
帰り道 土湯という場所について 外から来た人の目でみたもののはなし 


次の日 早朝から起きて ひとり 最後の絵の仕上げ
この 藤棚アトリエとお別れか〜 さみしいな
と思いつつ ブルーシートを撤去したりして 絵を 展示する
今回描いた絵 というか土湯の印象の絵 すべてのものが 見上げる視点で描かれている
せまりくるような景色 ぜんぶが 質量と質感を持って 近くにあるかんじ
だから 絵自体も 高めの位置で展示したいと思って
藤棚から吊るという方法をとりました
またまた 加藤さんと 地元のプロの方が手伝ってくれて 素晴らしい設置できた
ありがとう

いえーい

絵が わたしの手を離れる瞬間!

まだまだ 気になるけど 今回は 外に展示しているせいか ちょっと離れると
すっと 景色になじみやがる

とにかく完成だ!


朝 みやもーと一緒に 歩く絵くんになって 土湯の街をうろうろした
だれも歩いてない土湯 ふたりで歩いて 絵と 街を なんやかんや

歩く絵の冒険です 

その後 お世話になったひとらに挨拶し
ずぅと共に公開制作してきた そうちゃんのところに やっと絵をみにいく
とてもいい!
私もそうちゃんも 土湯を見つめている
でも その視点 ものの見方 距離感がぜんぜん違う
そうちゃんの絵は 一見俯瞰図だけれど 広ーい空間に展示されている絵に
一歩一歩 近づくごとに 印象が変わる不思議な絵
近寄るとそれはたしかに絵の具そのものなのに 一歩さがるだけで
その場にいるような臨場感もあるし またさらに引くと 空から土湯を眺める感覚にもなる
一枚の絵が 伸縮している
見る側の意識と一緒に

あと数日 完成までがんばれ〜〜〜 一足お先に 帰ります

おなじように絵を描いて 土湯のこと考えて こんなに絵が違うこと おもしろっ
でもやっぱ よくわかること沢山
自分の絵についても 自分がどのようにものを見ているか 見たいか についても
よくわかった気がする

ありがとう


高橋くんと こけし 添い寝


午後
ほこい君が車で駅までおくってくれるということで ぶーんと土湯を去る
大きな水瓶の底のような土湯 振り返ってみつつ

下界におりた!
ふわふわ 
ほこい君と レストラン キャビア という店でみそかつを食べ(すごい美味かった!)
新幹線にのったら あっというまに 東京についてしまって びっくりした

人人人 の東京 これはこれでだいすきな 人の森 おちつく
けど 東北のほうに 土湯という 場所があること なんだか時々 ふいに思い出しそうです
まあ あたりまえだけど

風の谷 のような 土湯

絵のタイトルは 「谷の景色」にしました

土湯は 可能性をもった土地だと 一週間の滞在で しみじみ思います
それは 震災後の世界から ずーと先の未来をみたときに とくに思うことです
でも それを可能にするかどうかは 今生きている 人 のきもちですね
土湯の人にも ひしひし その 可能性を感じます
そこに ひょっこりはいりこんだ アーティストという存在がまた
良い風に土湯をかきまわすこと
その可能性も かんじました

また来年 そう色々な人に 言いました

また来年 会いたいです ありがとうございました


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